ヤラミソの恋愛遍歴①
なりたくてヤラミソになったんじゃないんです!
誰が望んでやらずに三十路を迎えるものか。
結婚するまでは死守します!なんて、
信仰に近いものなんて私にはないです。
この年齢なってしまったので今となって
この際「エセ処女信仰者」でも名乗ろうかと
思わなくもないですが、違います。
捧げるタイミングをひたすらに逃しただけ。
普通は中~大学生の頃までに付き合い始めて
事を済ませるそういうものなんでしょうが、
なにぶんブスを自覚する私に声をかけてくれる
奇特な方は今よりも居なかったご時世だったので
必然的にフリーで多感な時期を過ごしました。
このままではいけないと、当時なにかと世の中を
騒がせていた出会い系に登録をして男と会い
危うく怖い目にあう間際までいったりしたりで
男はしばらくいい!の流れが自分の中でうまれ、
それと時を同じくして友達が高校生で妊娠して
退学して出産して未婚の母となったりしてで、
男性とは無責任にやりたいことだけをする
自分とは縁遠いものになってしまいました。
軽い男性恐怖症に陥った私は男性とはなかなか
目も合わせられず、会話も成立させることだけに
精一杯となったのでこんな思いをしてまでは
彼氏だの男だのというものは必要ないと感じ、
自分にもあった少ない食べ頃の若芽時代を
限られた友人と少ない行動範囲の中で過ごしたのです。
この時点で「ヤラミソ」決定なわけはない!
学生時代がそんな調子だったからといって、
まだまだ甘くて美味しい果実の時代だって
私にもあったんですから・・・!!!